彼女・彼氏を親に紹介したい!結婚に進むための注意点・マナー
こんにちは。国内最大級のフォトウェディング「デコルテフォト」編集部です。
彼女・彼氏を親に紹介するときは、タイミングや段取り、マナーなど、配慮すべきポイントが何点かあります。
紹介されるときは、義両親に挨拶する心構えが必要になりますよね。また、なかなか親に紹介してくれない相手にも、それ相応の理由があるに違いありません。
本記事では、彼女・彼氏を親に紹介したい心理と、親に紹介する時の注意事項、さらには親から挨拶はいらないと言われたときの最善策までご紹介します。
彼女・彼氏を親に紹介したい心理
彼女・彼氏に「親に紹介したい」と持ちかけられた場合、相手が何を考えているのか気になるもの。
はじめに、彼女・彼氏を親に紹介したいと思う、心理とは何なのかを紐解いていきましょう。
結婚を前提としている
もっとも多いのが、結婚を前提にお付き合いしていきたいと思ってくれているケースです。
いままで通り彼女・彼氏として関係を続けるなら、親に紹介しようとまでは思わないもの。「結婚相手」になると考えたうえでの行動かもしれません。
結婚したら、相手の親と交流する機会も出てきます。先々を見越して、関係性を築いておきたいという心理が働いているケースもあるはず。
家族ぐるみで出かけたい
結婚以外にも、家族との時間を大事にしている相手なら、「家族ぐるみで出かける仲になりたい」という価値観があるのかもしれません。
家族とだけでなく、パートナーも含め楽しい時間を一緒に過ごして「親孝行したい」「思い出をたくさん作りたい」と思う人もいるはず。楽しい時間を共有していけば、将来の家庭が想像できたり、家族との関係性も深まり結婚へ進む可能性もありますね。
相手も本気か知りたい
親に紹介したいと持ちかけられたときは、「彼女・彼氏の本気度を計りたい」という心理が働いているパターンもあります。
世間一般的に考えて、親に紹介するというのは、「結婚前提の真剣なお付き合い」を意味します。親に紹介するという話をだすことで、結婚に対してどう考えているか反応を見て、「自分は本気だけど、あなたはどう?」と問いかけられているともいえます。
彼女・彼氏として親に紹介できない心理
お付き合いが長くなってきたのに、親に会わせたいという話があがらないと不安になるもの。パートナーが「親に紹介するのはちょっと…」と思うのは、どのような心理状態にあるからなのでしょうか?
親の前では緊張する
まず考えられるのが、いざ親に紹介するとなると「緊張してしまう」というささいな理由で躊躇してしまうケースです。
小さい頃から育ててくれた親に、自分のパートナーを紹介するのは、照れくさくもあり不安にもなってしまうもの。どんな反応が返ってくるのか、受け入れてもらえるのかなどの不安もあり、勇気が出ないのかもしれませんね。
覚悟が決まったら紹介してもらえる場合もあるので、シャイな彼女・彼氏は緊張が解けるのを待ってみましょう。
結婚する気がない
親に紹介する素振りを見せないのは、相手に結婚する気がないからかもしれません。
将来への覚悟が決まっていなかったり、結婚を視野に入れていなかったりする場合、親への紹介をそこまで重要視していない可能性も。
もし、あなたが結婚前提のお付き合いをしていると思っている場合、価値観や認識のすり合わせのために、話し合いの機会を設けたほうが良さそうです。
家庭事情が関係している
彼女・彼氏の家庭事情から、親に紹介できないと思っている場合もあります。
親に紹介しづらい家庭事情の例としては、「父親が厳格な性格で、結婚を承諾してもらえなさそう」や「過去に彼女・彼氏を紹介して別れさせられた」など結婚を許してもらえるか不安な家庭や、「家族全体が不仲で、紹介する雰囲気にない」「そもそも親との交流が薄く紹介先がない」など両親に対していいイメージがない可能性もあります。
家庭事情が絡むケースでは、彼女・彼氏の話を良く聞いて相手の意思を優先してあげてください。結婚は、ふたりだけのものではありませんが、家庭を築くうえでふたりの意思を通すことも大事なポイントです。
彼女・彼氏を親に紹介するのはどのタイミングが多い?
彼女・彼氏を親に紹介するときは、交際歴やプロポーズ前・後など、どのタイミングが多いのでしょうか? 親への紹介時に踏むべき手順も一緒に紹介します。
交際歴〇年など節目のタイミング
親に紹介しやすいという声が多かったのが、交際歴〇年といった、ある程度のお付き合いを経たタイミングです。付き合って「2年」や「3年」と長い交際歴があると、ふたりの真剣さが伝わり、親に関係を認めてもらいやすいでしょう。
また、彼女・彼氏へも「〇年経つし、親への紹介を考えていて…」と切り出しやすいでしょう。お付き合いの記念日を、親に紹介する日にあてるのも良いかもしれませんね。
プロポーズ前
親に彼女・彼氏を紹介したカップルのうち、半数以上がプロポーズ前のタイミングを選ぶといわれています。その理由・メリットは、以下のとおりです。
- 結婚報告ではないため、相手と親を身構えさせすぎない
- 彼女・彼氏について親の意見を聞ける
- 両親に、より相手のことを知ってもらいたい
プロポーズ前の紹介は、結婚報告とは違うため、自分たちも親もカジュアルな雰囲気で交流できます。
相手の親の誕生日を祝うために訪問するといったこともできるようになり、好印象を与えられる機会も増えるでしょう。
プロポーズ後
プロポーズ前に次いで多かったのが、正式にプロポーズをした後のタイミングです。その理由・メリットには、以下のようなものがあります。
- 親にふたりの結婚への意思が伝わりやすい
- 親に応援してもらいやすい
- 紹介の場が、正式な婚約後の挨拶の場になる
プロポーズ後の紹介は、ふたりの気持ちも固まり、結婚に対する気持ちが伝わりやすいのが一番のメリットです。
また、親と物理的な距離があったり、仕事が忙しかったり、会う機会をなかなか作れなかったカップルもプロポーズ後を選ぶ傾向にあります。
親に紹介する正式な手順
お互いの親に紹介するときは、まず彼女側の実家に行くのが基本です。「お嫁さんをもらう」といった言葉もあることから、先に彼女側、続いて彼氏側の親に紹介しましょう。
紹介の顔合わせでは長引いてしまうと相手や親を疲れさせてしまうため、事前に1~2時間ほどと時間を決めておきましょう。
彼女・彼氏を親に紹介する際の注意事項
彼女・彼氏を親に紹介する際には、いくつかの注意事項があります。快く受け入れてもらうためにも、シーンに合ったマナーや基礎知識を知っておくことが重要です。紹介する側も紹介される側にも関わってくる作法のため、ぜひ覚えておきましょう。
事前に訪問日を約束する
彼女・彼氏を紹介するときは、突然押しかけたり何かのついでに紹介するのはNGです。
相手の受け入れる心構えとともに、両親への連絡・確認は必須。段階を踏まないと、彼氏・彼女まで親からは配慮が足りず失礼な人という印象が残ってしまうこともありえます。事前に「紹介したい相手がいるのだけど、〇日って空いている?」と、聞いてみて。
訪問するときは清潔感のある服装を選ぶ
相手の実家を訪問するときの服装は、スーツやセットアップなど、必ずしもフォーマルな服を着ないといけないわけではないですが、清潔感を重視するのがポイント!
ポロシャツやワンピースなどカジュアルな服装の場合も、汚れやシワがないかチェックしておきましょう。また、露出度が高すぎる服や華美な服装も避けるほうが無難です。
手土産を持参する
ご挨拶時には、手土産の持参をおすすめします。「いつも〇〇くん(さん)にお世話になっています」と日ごろの感謝の気持ちを伝え、渡してみて。
相手の親に気を遣わせないためにも、好みを問いにくい消え物(お菓子やコーヒー・紅茶といった食べ物・飲み物)を2,000円程度の予算で選ぶと良いでしょう。
マナーや価値観に気を付ける
相手の両親へ挨拶をする際に、守りたいマナーは敬語や食事のマナーだけではありません。緊張しすぎて、無言で固い表情のままで過ごしては、あなたの良さが伝わりません。笑顔で楽しい雰囲気作りを心がけてみて。
また、仲の良さをアピールするのはいいですが、彼女・彼氏の名前を呼び捨てやあだ名で呼んだり、過剰なスキンシップは嫌がる親もいるので注意してください。
相手の親がどの辺のマナーを気にするのかは、個々の価値観によります。彼女・彼氏に親がどのような価値観を持っていて、どのようなことを重視するのか、事前に聞いておくのがおすすめです。
相手の両親をどのように呼ぶか考えておく
失敗しがちなのが、相手の親をいきなり「お父さん」「お母さん」と呼んでしまうことです。彼女・彼氏の親であって、あなたの親ではありません。「まだ家族として認めたわけではない!」と、気持ちを遠ざけてしまう可能性もあります。
面倒ですが「〇〇さん(くん)のお父さん・お母さん」と呼ぶのが一般的です。もし、相手の親から「お父さん・お母さんと呼んで」と言われた際は素直に聞き入れましょう。
彼女・彼氏を親に紹介するには何から話す?
親に紹介する側にとって、第一の壁となるのが、何から話すかという問題です。
突拍子もなく「結婚を前提にお付き合いしています!」と報告するだけでは、親を困惑させるだけ。そこで次に、適切な切り出し方とおすすめのトークテーマをいくつかご紹介します。
切り出し方は緊張しすぎずに
彼女・彼氏を紹介するときは、あまり緊張しすぎず、天候や地元の話など自然な会話の流れに任せるのがベストです。
また話題が広がりやすいように、実家を訪問する前には、相手の名前や年齢、仕事、性格などを事前に伝えておきましょう。
おすすめトークテーマ①ふたりが出会ったきっかけ
お互いの両親がもっとも気にしているのが、ふたりの出会いのきっかけです。
学校や職場で知り合ったのなら、今まで築いてきた関係性を知ってもらえるようなトークをすると話に花が咲くかもしれません。もしSNSやアプリを通じて出会った場合、親の価値観を考慮し、偏見がなさそうなら正直に彼氏・彼女のどこが良かったのか伝えてみましょう。否定的に捉えられそうなら、無理に伝える必要はありません。
おすすめトークテーマ②お互いの家族の話
相手の家庭環境を気にする親は多いため、家族の話もおすすめです。自分の両親や兄弟姉妹との印象的なエピソードなどを話してみると、話が弾むかもしれません。
また、家族の話をする姿を見て、将来の家庭像など理解を深められるはずです。
結婚の報告や挨拶はいらないといわれたら⋯
なぜ親が挨拶しないと言っているのか、その場合はどのような対処が好ましいのか、一緒に確認していきましょう。
結納と紹介の挨拶の違いを伝える
親が「挨拶はいらないよ」という理由のひとつに、紹介の挨拶自体を「結納」と間違えて認識していることが考えられます。
とくに年配の親や昔ながらの価値観を持つ親の場合、「親への紹介の挨拶は、結納のような正式な儀式」と思い込みがちです。結納のような正式な儀式ではなく、「一度顔を見せておきたい」挨拶程度であることを伝え、誤解をしっかりと説きましょう。
フォトウェディングや入籍フォトのはがきで御礼状を送る
実家が遠かったり、事情があって挨拶はいらないと言われたとしても、あらためて御礼状を送ると丁寧な印象を与えられます。
はがきや便せんに「いつも見守っていただきありがとうございます」と感謝の言葉を添え、できれば早めに送るのがベストです。
御礼状は、心がこもっていれば内容や仕様は問いませんが、ちょっとしたギフトとともに、フォトウェディング時や入籍時の写真を添えると、ふたりの幸せを伝えつつ、より安心感を与えられるはず。
デコルテフォトグラフィーのフォトウェディングでは、ロケーションや衣装、撮影のテーマを好きに決められるため、ふたりらしさをたっぷり写真に込められます。
まとめ
紹介したい側には「お互いに幸せな将来を築いていくため」といった心理が働いており、逆に親への紹介がためらわれる理由には「緊張」「結婚への迷い」「家庭事情」などがあると分かりました。
紹介時は、事前に訪問日を連絡し、清潔な服装で手土産を持参するなどの基本マナーを守ることがポイントです。また、事前に話題を準備しておくことで、スムーズな対話が実現します。
万が一「挨拶はいらない」と言われた場合も、御礼状を送るなど、丁寧な対応を心がけることで良好な関係構築へとつながるでしょう。
ライター/nene