結婚報告を友達にするタイミングは?微妙な反応にならない例文もご紹介
親しい友達への結婚報告は、幸せな気持ちを伝えられる特別な瞬間。でも、「いつ」「誰に」「どうやって」報告すれば良いのか、迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんな新婚さんのお悩みを解決するべく、結婚報告のベストなタイミングと伝え方のマナー、そして浮かれすぎずに気持ちを伝えられる例文を国内最大級のフォトウェディング「デコルテフォト」がご紹介します。
後半には、友達への結婚報告で嫌な思いにならないための注意点を体験談も踏まえたうえでお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚報告は、いつどの順番で友達へ報告する?
まずは、一般的な報告のタイミングと、関係性や状況に応じた具体例を見ていきましょう。
プロポーズした・されたとき
プロポーズの直後は、喜びが最高潮に達する瞬間ですが、まだ漠然とした段階で、実際に結婚するまでに何が起こるか分かりません。
このタイミングで結婚報告をするのは、本当に親しい友達のみに限定し、喜びをひっそりと伝える形での報告をおすすめします。
両親の承諾が取れてから(挨拶後)
ご両親への挨拶を済ませ、結婚の承諾を得られたら、いよいよ結婚に向けて具体的な準備が始まる段階です。結婚式に招待したいと考えている範囲の友達に報告するのが良いでしょう。
仲の良い友達に一足早く知らせることで、一緒に喜んでもらえると今後の関係性もスムーズに築けます。
結婚式の日程が決まったとき
最も一般的なのが、結婚式の日程が決まったタイミングです。すでに会場が決まっているケースも多く、結婚式に招待するにあたって具体的な情報をもとに話も広がります。
友人側も晴れの舞台に招待されることは、心から喜べるはず。席の確保ができた友人には招待状を送る前に伝えておいても親切ですね。
婚姻届を提出したとき
婚姻届を提出したタイミングも、結婚報告の良い機会となります。婚姻の手続きのみの場合、入籍をしたとの報告が一般的ですが、結婚と同じ意味合いのため不自然ではありません。
また、結婚式を挙げない場合は、入籍フォトのような記念の写真を添えると、式に呼べなかった友達にも幸せの報告ができますよ。
結婚式が終わったとき
普段あまり連絡を取っていない友人などには、結婚式が終わった後の結婚報告をしてみてはいかがでしょうか? 日頃からあまり連絡を取っていないと近況が分かりにくく、結果として招待を踏みとどまるケースも少なくないでしょう。
今後も友好関係を築いていきたい友達には、結婚報告と近況報告を兼ねて、結婚式の写真などを添えて送るのがおすすめです。
友達への結婚報告の方法は、直接会わないとダメ?相手に合わせた伝え方
ここでは、結婚報告の方法によって生じるメリット・デメリットと注意点をご紹介します。
直接伝える
直接会って相手の顔を見ながら報告するのが、より気持ちのこもった方法です。
ただし、同世代で独身の友達など、相手の状況によっては、喜ばしく思われないことも。浮かれすぎてしまうとトラブルに発展するケースもあります。相手の状況や反応を確認しながら、会話のなかでサラッと伝えるなどしましょう。
LINE・メール
LINEやメールでの報告は、手軽に送れるのが大きなメリットです。基本は、個人ラインに送ることを想定し、細かな状況については書きすぎず、伝わりやすいように工夫しましょう。
相手からお祝いの返信が来た際には、そこから会話を広げて、さらに喜びを分かち合うのがおすすめ。なお、グループLINEでの一斉報告は自分にあてて送ったものではないと思われやすいため、避けた方が無難です。
ZOOM
遠方の友達には、ZOOMなどのオンライン通話ツールを活用するのも良い方法です。直接会うのが難しい距離でも、顔を見て話せるためより気持ちが伝わりやすくなります。
ただし、相手と時間を合わせるのが難しいというデメリットもあります。短時間の報告メインで、お祝いしてもらうだけでなく、相手の近況も忘れずに尋ねるなど、一方的なスケジュールにならないよう配慮しましょう。
Instagramでの報告は、多くの友達に一斉に報告できるメリットがあります。結婚相手の許可がとれるならリール投稿やフィード投稿で、普段の投稿と変わらないスタンスのままカジュアルに報告するのがおすすめです
おしゃれな入籍フォトを添えれば、SNS上での報告でもプライバシーを保護しつつ素敵な内容になりますよ。デコルテフォトグラフィーでは、個性的な入籍フォトの撮影も承っています。結婚報告の際に活用できる、おふたりらしい写真を残しませんか?
手紙・年賀状
手紙や年賀状での報告は、こちらの近況を知る良い機会にもなるため、両親や祖父母をはじめ年配の知り合いの方に喜ばれます。
また、いつもはLINEでやり取りしている仲良しの友達に、手紙で日頃の感謝や今後も変わらず仲良くしたい旨を伝えるのも素敵です。心のこもった手書きのメッセージは、デジタル化が進む現代において、より一層温かく受け取られるでしょう。
友達の結婚報告でショックだった対応
結婚は本来、人生の中でも喜ばしい出来事ですが、「誰にどのタイミングで報告するか」を間違えると、思わぬ誤解やすれ違いを招いてしまうこともあります。実際、結婚報告をきっかけに友情が薄れた…という人も少なくありません。
ここでは、実際にあった体験談を通して、どんな伝え方やタイミングがショックを受けやすいのか見ていきましょう。
友達の状況を考えて控えたつもりだったのに
「彼氏とゴタゴタしてそうだから今じゃないな…」と結婚報告を控えていたAさん(30代女性)。昨年結婚したのですが、人間関係にも消極的なタイプなためSNSもほとんど使わず、周囲にも報告をすることなく過ごしていました。
唯一仲良くしていた幼なじみの結婚報告をInstagramで知り、お祝いのコメントを送ると、近況を聞かれたため「実は私も結婚していた」と伝えると、相手の反応は急に素っ気ないものに⋯。
相手の状況を思いやって報告を控えることはひとつの配慮ですが、関係性が深い相手であればあるほど「自分だけ知らなかったのが寂しい」と思われてしまう可能性もあります。
仲良しのつもりが余計な指摘ばかりで…
Bさん(20代後半女性)は、高校時代からの友達に結婚報告をしたところ、「結婚早すぎじゃない?」「子どもは、ちゃんと育てられるの?」「彼の金銭面大丈夫?」などと、延々と指摘ばかりで1つもお祝いの言葉がなかったのです。
長年の付き合いで仲良くしていた相手なだけに、Bさんのショックは相当なものでした。
喜ばしい報告に対して、友達からは応援の言葉がでてこないことは悲しいですが、せっかくの幸せな場面でネガティブな感情に引きずられないように気をつけましょう。
結婚報告を喜んだのにまさかの一言
Cさん(30代女性)は、結婚の報告を受けた友達側。20年来の親友に結婚報告を受けた際、あまりの嬉しさに涙を流したところ、新婦から「悔し泣きしているの?」と返されてしまったそう。
新婦から投げかけられた言葉の真意を聞くと、照れ隠しをするための冗談だったとのこと。涙して祝福した側からすると、まるで気持ちを否定されたように感じたそうです。
報告の際には、照れ隠しであったとしても、行き過ぎた冗談には要注意ですね。
ウェディングハイで盛大なブーメラン
披露宴を終えたばかりのDさん(30代女性)は、結婚式の報告をした友達から「仕事で参加できない」と断られ失望したため、お祝いを送ってくれた相手の言い分を聞かず関係を断ってしまったそうです。
しかし数ヶ月後、その友達が結婚することを共通の友達経由で知ることになります。自分には一切結婚報告がなかったことで、お祝いさせてもらえない「逆の立場のつらさ」を痛感したとのこと。
結婚式を前に浮かれる気持ちがあるのは当然のことですが、一歩踏みとどまって、相手の状況や気持ちを考えられると良いでしょう。
親友から結婚報告を受けていなかったことが発覚
高校時代からの親友に結婚報告をした際、親友はすでに結婚していて、もうすぐ出産予定日であることを知ったというFさん(女性)。
「おめでとう」と伝えることはできたものの、心の中ではモヤモヤが募るばかり。冗談交じりに「なんで言ってくれなかったの?」と聞いてみても、具体的な答えは得られず、心の距離だけが残ってしまったと話します。
結婚報告は義務ではありませんが、それによって「深い話ができるかどうか」の関係性として伝わってしまうもの。もし、タイミングを逃してしまって報告するか迷ったら、「報告が遅くなってごめんね」と一言添えるだけでも、印象はぐっと変わります。
形式を気にするだけでなく、伝える相手への思いやりを忘れずにいたいですね。
形式を気にするだけでなく、伝える相手への思いやりを忘れずにいたいですね。
【送り方まとめ】友達への結婚報告の例文
友達や知り合いに失礼なく報告するには、なんと伝えたらよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
直接会う場合
直接会って伝える場合は、相手の反応を見ながら話を進めていくのがポイントです。伝えることを箇条書きでメモしておくと、緊張せずにスムーズに話せますよ。
伝えるべき内容には、以下のようなものがあります。
- 入籍報告(予定も可)
- 結婚式をする・しないや日程
- 参列やスピーチのお願い
- 相手の情報
- 新居や引っ越しについて
上記を相手の状況に合わせて盛り込み、話す内容を組み立ててみましょう。
ライン文例
LINEでの報告はトーク画面で見やすいよう、短く簡潔に伝えるのがポイントです。親しい友達には、絵文字なども活用して、普段のやり取りに近い雰囲気で送ることを意識してみましょう。
【LINEでの例文】
私事ですが、〇月〇日に入籍しました。
仲良くしている〇〇ちゃんには、報告しておきたくて連絡しました。
新居に移るまでは特に変わりなく過ごす予定なので、時間があればまた会って話したいです。
これからも、変わらずに仲良くしてください。よろしくお願いします。
Instagramでの報告は、芸能人のような改まった報告ではなく、ハッシュタグなどを使って、自分らしい投稿を心がけるのがおすすめです。
【Instagramでの例文】
このたび、かねてよりお付き合いしていた彼と結婚しました。これまで支えてくださった皆様のおかげでこの日を迎えることができました。
これからも感謝の気持ちを忘れず、ふたりで新しい家庭を築いていきます。温かく見守っていただけますと幸いです。
#ご報告 #入籍フォト #justmarried #これからもよろしくね
手紙・はがき
手紙や年賀状・はがきなどは、改まった書体を選び、感謝の一言を添えましょう。手書きのメッセージを添えると、より気持ちが伝わります。
【手紙・はがきでの例文】
拝啓
時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
私事で恐縮ですが、このたび(お相手の名前)さんと結婚いたしました。(お相手の名前)さんとは、〇〇で出会い、〇年間お付き合いを重ねてまいりました。
まだまだ未熟な私たちではございますが、これからは夫婦として力を合わせ温かい家庭を築いていきたいと思っております。
書面にて恐縮ではございますが、まずはご報告とご挨拶を申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日 (旧姓)△△ (新姓)△△
〇〇様
結婚式を挙げない場合
結婚式を挙げない場合でも、親しい友人にはきちんと報告しましょう。普段の感謝を述べつつ、お二人の笑顔の写真を添えると、より素敵な報告となります。
【結婚式を挙げない場合の例文】
このたび、私たちは〇月〇日に結婚し、夫婦となりました。
結婚式は挙げずに、ふたりで静かに新生活のスタートを迎えることに決めました。
感謝の気持ちを胸に、ふたりで穏やかな家庭を築いてまいります。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
ふたりで仲良く暮らしている写真を添付するので、良かったら見てください。
(おふたりの写真添付)
また改めてお会いできるのを楽しみにしています!
まとめ
友達への結婚報告は、おふたりの幸せを知らせる大事な機会です。ただし、タイミングや伝え方を間違えると、せっかくの喜びが台無しになってしまうこともあります。
今回ご紹介したポイントや例文を参考に、仲の良い友人に心温まる結婚報告をしてくださいね。
ライター/nene