失敗しない前撮り指示書の作り方 スマホの作成方法やコツを徹底解説

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失敗しない前撮り指示書の作り方 スマホの作成方法やコツを徹底解説

前撮りで失敗しないための対策として「指示書」がありますが、どのように作成するのかはご存じでしょうか?

指示書は撮影スタイルや理想のショットなどによって、準備しておいたほうがいいものです。スマホでも気軽に作成できるので、ポーズや構図などにこだわりがあれば作成しておくと良いでしょう。

そこで、国内最大級のフォトウェディング「デコルテフォト」編集部が、指示書の基礎知識や、作成方法などについてご紹介します。メリットやデメリットのほか、手書き・スマホでの作成方法などにも触れていくのでぜひ参考にしてみてください。


前撮り指示書とは?作成した方がいい?


前撮り指示書とは何なのでしょうか。まずは、指示書の概要や、前撮りにおける必要性などについてご紹介します。

指示書の基礎知識

前撮り指示書とは、撮りたい写真のイメージをフォトグラファーに共有するためのものです。具体的なポーズや、カメラアングルなどをまとめることが基本で、指示書の内容は文章だけであったり、参考画像だけであったりと決まりはありません。

口頭だけでは説明が難しいと感じる方や、撮影時間を有効に使いたいといった方などが指示書を作成している傾向にあります。

指示書なしでもいい?

必ずしも指示書を作成する必要はありませんが、指示書を準備しておくと撮影がスムーズに進んだり、ポーズの説明で時間を取られたりしなくなります。限られた時間を有効に使うためにも、指示書の準備をしておくと良いでしょう。

とはいえ、ポーズが簡単なものであったり、当日になってからフォトグラファーと相談しながら決めたりしたいときには、指示書がない場合も多いです。

なお、指示書の伝え方においては、メリット・デメリットがあるので、次の項を参考にしてみてください。

前撮り撮影で指示書を出すメリットとデメリット


指示書を作成するにあたって、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここからは、指示書を作成するにあたって、メリットやデメリットがあるのかをついて詳しく解説していきます。

指示書があるメリット

指示書があるメリットとして、まず挙げられるのが理想のイメージを明確に伝えやすいことです。指示書を通してフォトグラファーとイメージを共有できるので、お互いの認識のずれを防ぐことができます。

また、あらかじめ指示書を通して「どんな写真を撮影したいか」をメモしておくことで、撮り逃してしまうことも防げるでしょう。後になってから「あのポーズで撮るのを忘れた」とガッカリしなくて済むよう、指示書を作成しておくと安心です。

指示書があることによるデメリット

指示書でのお願いをする場合にも、注意しなくてはならない点があります。まず、指示書は内容や構成に注意して作成する必要があります。指示の内容が多すぎたり、読み解くのに時間がかかると撮影当日は終始慌ただしくなってしまい、フォトグラファーも「指示書以外のショットもおふたりに似合いそうなのに…」とせっかくのアイデアが活かされないといった事態に陥ってしまいます。

指示書を作成するのであれば、最低限絶対に忘れたくないポーズやイメージにとどめて、優先順位をつけるといいでしょう。

あえて指示書を作らず、当日の雰囲気やプロの判断に任せて撮ってみるのもおすすめです。素の表情を引き出してもらえるかも。

指示書の共有の仕方と3つの作成方法

指示書を作成したい場合はどのようにして共有すればいいのか、また、そもそもどのような形式で作成すればいいのかなど気になるところではないでしょうか。

ここからは、指示書における共有の仕方や、作成方法について詳しく解説していきます。

指示の出し方は自分の好みの方法で

指示書の共有方法は、プリントアウトした書類をそのままフォトグラファーに渡したり、スマホで作成したらスマホの画面で指示書を見せたりする方法があります。
また、プリントアウトが面倒な場合や、スマホ画面で見せることが難しい場合には、指示書の内容を口頭で伝えて相談する、といった方法で共有しても良いでしょう。

指示書の形式はきちんとしてなくても大丈夫

前撮りの指示書に特定の形式や作成ルールなどは決まっていないため、作りやすい方法を選んで進めていきましょう。

パソコンを使って指示書を作成するのであれば、おすすめはワードやパワーポイントなどのツールです。普段からパソコンを使っている方でなくても、基本的なソフトなので、操作方法が調べやすく比較的作成しやすいでしょう。

また、スマホで作成予定であれば、写真加工アプリが便利。アプリ内の「コラージュ機能」を使えば、写真の配置やコメントの挿入などが簡単にできるので、パソコン操作に苦手意識を感じている方にもおすすめです。また、Canvaなどのソフトウェアならテンプレートも用意されています。

なお、手書きで作成したい方は、メモ書きのようなイメージでコメントや簡単な絵を描いたり、プリントアウトしたイメージ画像を貼り付けたりすると、よりフォトグラファーに明確にイメージが伝わりやすくなります。

作成方法と失敗しないためのコツ


指示書を作成する場合は、具体的にどのようなステップで進めればいいのか、失敗しないためにはどうしたら良いのか、などを知っておく必要があります。

詳しい作成方法や失敗しないためのコツは以下の通りです。

失敗しないための指示書作成のコツ

指示書は、A4サイズで約1~2枚程度になるようにまとめることが重要です。当日は、フォトグラファーもカメラを持ちながら移動しているので、あまり枚数が多すぎてしまうと確認作業の手間が増えてしまいます。

撮影当日の指示書例として
  • 撮影日:〇〇年〇〇月〇〇日、曜日と時間
  • あいさつ文:本日はお願いいたします。
  • 撮影したい場所:日本庭園(池、赤橋の上)
  • 衣装の気に入ったポイント:和装(振り袖、全体の柄を写したい)
  • ヘアメイク:アップスタイル、メイクは濃すぎずオレンジ系(写真を添える)
  • 撮影したい希望ポーズ:見つめ合っているもの
  • NGポーズ:お姫様だっこのポーズ
  • 写真使用例:年賀状やウェルカムボードに

など、必要最低限でまとめられていると分かりやすいですよ。

また、画像を挿入する際には、優先順位をつけて絞っていきましょう。「あれも、これも」と選んでいくうちに徐々にボリュームが多くなってしまいます。絶対に撮影したいイメージ順に番号を振っておくと、それに応じてフォトグラファーも当日の計画を立てやすくなります。

なお、「緑豊かな景色の場所」「バックに海が見えるところ」「夕日が反射する海岸線」など、撮影場所や時間の指定があれば、必ず明記しておくことも忘れないようにしましょう。

指示書作成の4ステップ

指示書を作成する際には、主に4つのステップに沿って進めていきます。

1.イメージを固める
イメージを最初に固めておくことで、「なんとなく良さそうなポーズをいろいろ集めただけ」といった、具体的でない指示だけの状態を避けられます。

2.背景や小物を決める
ロケーションであれば、具体的にどこを背景にしたいのか、スタジオであればどんな雰囲気の場所で撮影するのかなどを明確にしましょう。また、小物は何をどのように使うのかをきちんと決めておきます。いずれも、注釈をつけておくと分かりやすくなるので、撮影を担当するフォトグラファーにも喜ばれます。

3.画像を集める
イメージ共有に必要な画像を集める際には、大量に準備しすぎないことが重要です。目安は1ポーズにつき2〜3枚程度。全部合わせても10〜20枚にはおさまるように準備しましょう。

画像が多すぎてしまうと、撮影時間が慌ただしくなってしまうだけではなく、フォトグラファーの意見や提案も受け入れにくくなってしまいます。

4.最後に見直し
指示書を作成したら、最後に「実際に確認してみて違和感はないか」「撮影に向けて画像の枚数が多すぎていないか」などを確認していきます。気になるところがあれば、手書きのコメントなどを追加して、撮影当日にフォトグラファーが確認しやすいようにしておきましょう。

難しく感じた方は写真だけでも集めること

前撮りのための指示書の作成方法を確認してみて、自分には難しいかも……と感じた方は、撮影したいイメージに近い写真だけ集めるだけでも問題はありません。

口頭だけで伝えるよりも、実際にイメージ写真があるほうがフォトグラファーも意図を汲み取りやすくなります。集めた写真は、指示書としてまとめなくても、当日にスマホ画面から見せたり、可能であればフォトグラファー側に送っておくなどして共有すればOKです。

★前撮りで人気のポーズ35選はこちらから

まとめ:指示書の作成は自分にあった方法で

指示書の作成は決して難しいものではありません。「どんな写真を撮影したいのか」を相手に伝えるための手段であるだけなので、基本的には相手に伝わる内容であれば自由に作成できます。前撮りでこだわりたいポーズや構図、背景などがある方は、指示書の作成にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

デコルテフォトグラフィーでは、指示書の有無に関わらずおふたりの理想の写真を撮影するお手伝いをしています。指示書は、細かく作成いただかなくても問題はありません。撮影したいイメージの写真や画像を見せていただければ、技術力の高いプロのフォトグラファーがイメージ通りに撮影します。撮影した写真は、硬度なレタッチを加えたうえでお渡しするので、より美しさが引き立った写真を楽しめます。

また、撮影当日のヘアメイクは技術力・経験に自信があるスタッフが担当。バリエーション豊かなスタジオ内もしくはロケーションでマッチするよう、お二人を華やかな姿へと導きます。

デコルテフォトグラフィーは、全国に26店舗以上展開していて、実績は25万組以上と業界でも高水準です。選べる衣装はどの店舗も200種類以上揃えているので、和装・洋装を問わずきっとお気に入りの1着が見つかりますよ。

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まずは、お気軽にお問い合わせください。