気品と幸福を纏う、抹茶色の色打掛
こんにちは。下山です。
今回は、まるで一枚の絵画。気品と幸福を纏う、抹茶色の色打掛を紹介します。
◆ 色:落ち着きと華やかさを併せ持つ「抹茶色」
今回は、まるで一枚の絵画。気品と幸福を纏う、抹茶色の色打掛を紹介します。
◆ 色:落ち着きと華やかさを併せ持つ「抹茶色」
まず目を引くのが、深みのある美しい抹茶色の地色です。緑系の色は安らぎや生命力を感じさせ、日本人の肌によく映えます。派手すぎず、しかし確かな存在感を放ち、大人の女性の気品と落ち着きを見事に演出しています。
◆ 柄:幸せへの願いが込められた吉祥文様
お着物全体には、おめでたい意味を持つ「吉祥文様(きっしょうもんよう)」が、まるで絵巻物のように豪華絢爛に描かれています。
- 鶴(つる):背中や袖に大きく描かれている鶴は、「鶴は千年」と言われるように長寿の象徴です。また、一度夫婦になると一生を添い遂げることから、夫婦円満の願いが込められています。
- 梅(うめ):厳しい冬を耐え忍び、春に先駆けて花を咲かせる梅は、忍耐力や生命力、そして気品の象_徴です。
- 牡丹(ぼたん):花の豪華さから「百花の王」とも呼ばれ、富貴や幸福を意味します。
- 桜(さくら): 日本を象 徴する花であり、豊かさや繁栄を表します。
これらの縁起の良い柄が、白、ピンク、オレンジといった柔らかな色合いで描かれ、花嫁の未来が幸せに満ち溢れるよう、たくさんの願いが込められているのが伝わってきます。
懐剣、筥迫などは、お客様の好みに自由にコーディネートすることができます。
好きな色を入れたり、個性を出すのもありです。他の人とは被らない自分だけのコーディネートを一緒に見つけて行きましょう!