海蔵寺

鎌倉駅からは徒歩約20分と少し離れていることもあり、鎌倉では比較的静かで落ち着いた雰囲気がある海蔵寺。特徴的なのは、敷地奥にある洞窟内の16個もの井戸です。直径70cm、深さ50cmの穴からはそれぞれ水が湧き出ており「十六の井」という呼び名があります。

また、当時の武将・安達泰盛の娘が井戸から水を汲もうとしたところ、桶に穴が空いてしまったそう。それをきっかけに悟りが開けたことが伝説になっています。こういった水に関する特徴が多いことから、海蔵寺は「水の寺」とも呼ばれています。境内は自然に囲まれ、夏にはあじさい、秋には紅葉や金木犀を楽しむこともできます。