チャペルで結婚式を挙げるなら、基本の流れから、式場ごとに違う費用内訳やマナーまでをチェック!
この記事では、チャペルでの結婚式のマナーや流れ、費用相場、チャペルでの演出などについてご紹介。実際にチャペルで記念を残せるチャペルフォトウェディングができる教会を国内最大級のフォトウェディング「デコルテフォト」編集部が厳選。チャペルでの結婚風景が気になる方はぜひチェックしてください♪
チャペル結婚式とは?
大抵の「チャペルウェディング」とも呼ばれるチャペルで行われる結婚式は、キリスト教の儀式を取り入れて行います。一般的に礼拝堂にて、牧師または神父のもとで、神に対して永遠の愛を誓うもの。
礼拝堂といっても、ホテルや結婚式会場などの施設内にあるものや、実際にキリスト教徒が礼拝のために使用している教会でも執り行うことができます。
しかし、教会で結婚式を行う場合、事前の講習や礼拝に参加をする必要があったり、婚礼の儀式を行うにはキリスト教徒であることが前提の場合もあるので、教会で結婚式を挙げたい方は事前にチェックしておきましょう。
チャペルや教会での結婚式の魅力とは?
チャペルや教会での結婚式の魅力は、なんといってもふたりの出発の門出を荘厳に演出できること。ステンドグラスや木製ベンチ、祭壇など伝統的な内装やオルガンの演奏、神父や牧師による進行など、一生の思い出として刻まれるような感動的なセレモニーを執り行えますよ。
チャペルや教会で気をつけたいマナーは?
チャペル結婚式は、荘厳な雰囲気で進行するのが特徴的です。キリスト教のしきたりを守りながら、参列する側も厳かに過ごしたいですよね。
参列者は服装に注意!
チャペルでの結婚式は神聖な場所であることを忘れずに、参列するゲストも露出が少ない落ち着いたテイストの服装を心掛けるといいでしょう。肩や腕が露出する衣装の場合は、ストールを羽織るのがおすすめです。
写真撮影が禁止の場合も
教会は神聖な場所であるという認識から、参列者が個人的に写真や動画撮影をできない場合があります。
普段から礼拝が行われている教会であれば、写真・動画NGのケースも多く、個人撮影が禁止されている会場を利用する場合は、あらかじめゲストに伝えておきましょう。
チャペルでの結婚式の流れは?
ゲストの到着・受付
入場行進
- 新郎の入場
- 新婦の入場(ベールダウン)
賛美歌斉唱
牧師による聖書朗読
誓約
- 指輪の交換
- ベールアップ・誓いのキス
- 結婚宣言
- 結婚証明書へのサイン
- 結婚成立を報告
新郎新婦の退場
参列者退場
祝福の演出セレモニー(フラワーシャワーやバブルシャワーなど)
結婚式の進行は挙式会場により決まった流れがあることがほとんど。形式にこだわらず、ベールダウンやバージンロードを歩く姿だけで良いという方は、チャペルでのフォトウェディングがおすすめです。
撮影に家族を呼べるプランもあるので、挙式さながらの雰囲気でふたりの記念を残せますよ。
チャペルでの結婚式にかかる費用の内訳は?
チャペルでの結婚式にかかる費用は、会場使用料、装花代、生演奏そして結婚証明書などの費用に分けられます。さらに、牧師や神父への謝礼やプロカメラマンによる写真撮影なども含まれ、会場やプランにより大きく異なります。
挙式料としては30万円が相場ですが、挙式後は披露宴を合わせて行うと、人数や会場にもよりますが、合計して平均で320万円ほど(※)かかっています。(※)ゼクシィ結婚トレンド調査2023より
チャペルでの結婚式で映える演出
格式高い荘厳な雰囲気で執り行うチャペル結婚式ですが、場面ごとにふたりらしい演出を取り入れてみるのもおすすめです。
花嫁が映える演出
チャペル結婚式のセレモニーでは、「ベールダウン」が花嫁にとっては欠かせません。花嫁が母親など信頼の置ける人にベールを下げてもらうのは、魔除けであり、新婦の幸せを願う行為にあたります。また、チャペル結婚式では、ゲスト参加型の「フラワーシャワー」「リングガール」「ブーケプルズ」などの演出が人気です。
最近では、フラワーシャワーの代わりに、シャボン玉を吹く「バブルシャワー」や、風船を飛ばす「バルーンシャワー」のアレンジも。
式に欠かせないバージンロードの意味は?
チャペル結婚式といえば欠かせないのがバージンロードを歩く演出。バージンロードは、花嫁の人生を表しているため、一歩一歩これまでの人生を思い返しながら歩いてみて。
扉から祭壇まで、父親などのエスコート役とともに歩いていき、祭壇で待つ新郎のもとへ。そこからが、ふたりの「スタート」であり、「現在」といえます。さらに新郎と愛を誓い合うことで、これからの「未来」へと移り変わっていくという意味があります。
チャペル結婚式ができる会場やスタジオ24選
チャペル結婚式ができる会場やスタジオをご紹介します。本格的な挙式が叶う教会や礼拝堂、大人数を呼んで執り行える独立型チャペル、フォトウェディングとして写真を残せるスタジオ併設チャペルなど、ふたりの好みの会場を見つけてくださいね。
教会や礼拝堂
『川口教会』
大阪府にある礼拝堂『川口教会』。1868年に大阪港開港とともに外国人居留地に建てられ、レンガ造りの重厚感ある建物は大阪府指定有形文化財にも指定されています。本格的なキリスト教式の結婚式を叶えられますよ。
独立型
『スコットホールチャペル』
『スコットホールチャペル』は、1921年設立の歴史あるチャペル。赤レンガの外観に天井高11mの開放的な空間、白を基調とした本格的なチャペル、落ち着いた内装など、フォトウェディングにもおすすめです。
『シャルマンシーナ東京』チャペル(東京・表参道)
『南青山サンタキアラ教会』チャペル(東京・南青山)
『南青山サンタキアラ教会』は、閑静な青山エリアに佇むチャペル。まるでヨーロッパの教会のような素朴で木の温もりを感じられる雰囲気で、安心感のある結婚式を執り行えます。
『アルカーサル迎賓館』
埼玉県川越市にある独立型チャペル『アルカーサル迎賓館』。天井高12.5mと10mの規模を誇るバージンロード、イギリスで実在したチャペルの調度品を輸入しており、アンティークなのに華やかな雰囲気です。
『シノワズリーウェディング(崎陽軒本店)』
創業100余年続く名店・崎陽軒。横浜の本店『シノワズリーウェディング』には結婚披露宴会場、チャペルが完備され、英国の伝統様式を取り入れた本格チャペルでの結婚式を執り行えます。
『ラ・バンク・ド・ロア』
露亜銀行として1921 年に誕生し、横浜市指定有形文化財にも登録されている歴史ある建物をリノベーションして作られたチャペル『ラ・バンク・ド・ロア』。
イオニア様式の円柱や三角形のペディメント、大階段やらせん階段など、建物の随所に歴史あるしつらえが守り継がれている建築美は、クラシカルなフォトウェディングにぴったり。
『パレスホテル大宮チャペル』
埼玉の大宮にある『パレスホテル大宮チャペル』。ホワイトを基調としたナチュラルな装飾に優しく包み込むキャンドルライトが特徴的。上質で温かみを感じる明るい結婚式を演出します。
『エグリーズ ドゥ 葉山庵』
緑豊かな木々に囲まれた、本格木造のチャペルは、埼玉大宮にある『エグリーズ ドゥ 葉山庵』。1983年に礼拝用に建てられ、香しい木の薫りとステンドグラスから差し込む陽光が魅力です。
『森のチャペル 軽井沢礼拝堂』
軽井沢らしい緑豊かな雰囲気が魅力の『森のチャペル 軽井沢礼拝堂』。ガラス張りの壁からは、天気や時間帯によって移ろう緑の美しさを望めます。
『ゆとりろチャペル』
軽井沢らしいガーデンウェディングが似合う、森の小さな教会です。チャペルの中には美しいステンドグラスが配され、神聖な雰囲気に包まれています。
『フロラシオン那須』
栃木県那須の隠れ家のようなチャペル『フロラシオン那須』。絵本から出てきたような外観や森に向かって続くバージンロードでは、厳かな中にもなごやかな雰囲気に包まれた挙式を叶えられます。
『フレンチの森ガーデン』
淡路島の大自然に囲まれた隠れ家レストランにあるチャペル。淡路島の雄大な大自然を背景に、可愛いらしいお花が咲き誇るガーデンで挙式を執り行えます。
『ヴィラブランシュ』
神戸・東遊園三宮駅から徒歩圏内の東遊園地にある『ヴィラブランシュ』。緑に囲まれたおしゃれなレストラン内にチャペルがあり、白を基調とした明るい雰囲気と大理石のバージンロードが魅力です。
『イリスウォーターテラス』
奈良のあやめ池の豊かな緑に包まれた、ナチュラルな雰囲気の『イリスウォーターテラス』。天井高10mの広々とした堂内に、全面ガラス張りの祭壇から陽光が差し込み開放感抜群です。
『KIYOMIZUチャペル』
京都東山に佇む結婚式のための邸宅『KIYOMIZU』。京都らしい伝統と風情に包まれた和の空間で、ふたりらしい雰囲気を演出できますよ。
『ヒルトップテラス』
『ヒルトップテラス』は、世界遺産が点在する奈良公園の一角にある独立型チャペル。春日山の木々に包まれた穏やかな立地には柔らかな木漏れ日が差し込みます。
『サウスハーバーリゾート』
海と緑に囲まれたロケーションの中に佇む広島のチャペル。天井から降り注ぐ無数の星に照らされた照明のバージンロードが特徴的。
『セントレジェンダ沖縄』
沖縄の美しい海を望む、絶好のロケーションに建つオーシャンビューチャペル。大理石のバージンロードの先には、遮るもののない青い海と空が広がります。沖縄のリゾートらしい開放感に包まれているため、景色を重視したチャペル選びをしたいおふたりにはぴったりですよ。
<フォトウェディングプラン(中部チャペル+ビーチ)>
<フォトウェディングプラン(中部チャペル+ビーチ)>
ビル型
『ルミエールクルス』チャペル(東京・池袋)
『ザ・マグナス東京』チャペル(東京・銀座)
東京・銀座らしい落ち着いたブラウンの木の上質感あるチャペル。窓からは華やかな銀座の街並みが見渡せます。頭上のクリスタルや約16mのバージンロードがウェディングドレスの美しさを引き立ててくれますよ。
『ラグナヴェール TOKYO』チャペル(東京・東京駅)
東京駅から徒歩5分と、アクセス抜群の華やかなチャペル。降り注ぐ陽光でシャンデリアを輝かせる美しい空間と、都内でも希少な、お花を浮かべたようなバージンロードが魅力。
スタジオ併設
『スタジオSOLA』北海道
『宇都宮市インターパーク店』
スタジオ併設の、自然光が差し込むスタジオ併設型チャペル。チャペル結婚式さながらの撮影が可能です。屋内庭園も併設されているので、洋装・和装どちらにもぴったり!
チャペルや教会におすすめのウェディングドレスは?
ウェディングドレスは、チャペルや教会に合わせて選ぶのがおすすめ。木材を基調にした温かみのあるチャペル、大理石のバージンロードが輝くチャペルなど、会場によっても雰囲気が大きく異なるため、祭壇の前にふたりで立つ姿をイメージしながら選んでみてくださいね。
ウェディングドレスの形・デザインは?
ウェディングドレスを選ぶ際、正面のデザインや形を重視するケースが多いですが、挙式の場合はゲストに背を向けている姿も多く、ゲストの視線が集まりやすいバックスタイルにも注目して選んでみましょう。トレーンやベールが長いものを選ぶとチャペルの荘厳な雰囲気にもよく合いますよ。
家族の衣装
チャペルでの結婚式では、正礼装で参加するのが一般的。ゲストハウスやガーデンでの結婚式よりも厳かな雰囲気で進行するため、父親の場合はモーニングコート、母親の場合は黒留袖かフォーマルドレスを着用するのがベストです。
まとめ
この記事では、チャペルでの結婚式の魅力や流れ、マナーなどを紹介しました。チャペルと一言でいっても、伝統的な教会や独立型教会、ビルの中の都会派教会など会場はさまざま。チャペルによって雰囲気も異なるので、ぜひふたりで気になるチャペルを見つけてみてくださいね。
ライター/髙橋美咲
ライター/髙橋美咲