笑顔いっぱいモノクロ世界

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横浜駅前店

笑顔いっぱいモノクロ世界

こんにちは!
スタジオアクア横浜駅前店です!

今回は大桟橋、モノクロシリーズをお届けします!



この日は曇り。
お二人とは初めましての時から今日は楽しい撮影になりそうだなぁ~という予感がありましたが、写真を見ていただけるとわかる通り終始笑いっぱなしの盛り上がった撮影となりました☺︎







さて、今回のモノクロシリーズですが普段、人が見ている視界がモノクロになることはありません。
敢えてカラーではなくモノクロにするには理由があります。
今回はその理由をいくつかに分けてまとめてみました。

理由その①
表情がダイレクトに伝わる。
どういうことかというと、被写体の背景にある色の情報を無くすことで人物に目がいきやすくなります。
撮影中によくあるのが、突発的にいい表情が撮れた!という時に限って背景が汚い壁だったり、人の映り込みがあったりします。

なので、この人の表情を見てほしい!という写真はまず一番に被写体の表情に目がいくようモノクロ写真にすることがあります。
(もちろんカラー写真も残します)






理由その②
曇天撮影の時。
大さん橋のように背景が青空メインになるようなロケ地は曇天や雨天の場合、全体的な色合いがグレーになりがちです。なのでカラーで撮るとどうしても空が真っ白になってしまい、ある意味不必要な余白が生まれやすくなります。

その為、悪天候で空を入れる時は中途半端な構図で撮るのではなく、余分な情報を排除した上で思い切って余白を作ってしまう。
さらにそれをモノクロで撮影し構図のバランスを整えていくと、その前後にストーリーを感じるような写真を撮ることができます。


理由その③
エッジの効いた強い光が当たってる時。
それと、この日には撮れないカットではありましたが、日差しの強い光が当たっている時もモノクロにすることがあります。
その光がより際立ち被写体に当たることで立体感がありより印象的な写真を撮ることができます。

理由その④
色んな種類の光が混ざり合っているシチュエーション。
室内撮影の時によくあるのが、古い建物などによくある古い蛍光灯の光です。色被りと言って、顔色が悪く見えるような濃い緑やオレンジの光が当たってしまうことがあります。どうしてもカラーで撮影する時はストロボの光を使って調整をしたりするのですが、シチュエーションによってはモノクロに撮って色自体をなくします。
そうする事で色情報を無くし、より二人の表情を際立たせる写真にすることがあります。

そして最後!

理由その⑤
すごい人混みの時。
どうしても土日しか休みがとれない方の場合、やはり公園などで撮影する時は人混みがすごいことがあります。
横浜のような観光地が多いロケ地ですと、特にすごい時があります。笑
そんな中でも工夫して撮るのが私たちプロのフォトグラファーの仕事ではありますが、敢えて人混みの中に立たせてこんな状況の中で撮ってます!みたいな写真を残すこともあって、その時によくモノクロにします。
理由は今まで述べてきたことと同様、色情報を無くすことです。
こういう場合、カラーで撮ってもその面白さはあるとは思いますが、モノクロにするだけでも与える印象はかなり変わってくると思います。


さて、長い文章となってしまいましたが、ここまで読んでいただき有り難うございます!
果たして誰に得があるのか、だいぶマニアックな記事となってしまいましたが、カメラを持っている人や写真が趣味の人は是非参考にしてみてください!

個人的にモノクロ写真が好きということもあり、この日はモノクロにすることが多かった気がします。
もちろん、新郎新婦の人柄や好みに合わせて撮影はしますが、この日の新郎新婦にはとても喜んでいただけました☺︎

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